花霞記

社会人の日記

ヤバいぜ、不二子。

 

 

小池健 監督『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘 💋』 2019年 の初日舞台挨拶へお出かけした。

 

新宿の夜に鑑賞する機会を得て、まっさらな何も知らない状況で見ようと思っていたのにうっかり昼間呟かれた感想を見てしまった。

 

━━💄以下ネタバレ含む💋━━

 

 峰不二子をみる!その目的はパーフェクトに達成された💮

そして次元の帽子をかぶっていないラフな格好も大画面で観れて大変ハッピー🙆‍♀️💕

 

 

twitterでみた感想は物足りなさが目立ったように感じたけれど、それはアクションシーンに起因しているような気がする。LUPIN the Ⅲrdシリーズでは、ルパン一味の誰かVS殺し屋 のパターンの定石が成り立っている。特に前作の血煙〜は終始見せ場のアクションシーンで、殺し屋うんぬんだけではなくヤクザとの殺陣も素晴らしかった。それを引き合いにだすと、今回の峰不二子の嘘はド派手なアクションとはいかないので、物足りなさはあるのだと思う。

 

峰不二子の強みとはなにか、また弱みになり得るものは━を深掘りした作品が今回の映画だけれど私の中では初見の感想で言えば解釈違いだった。

 

不二子の色気や話術を武器とするなら、こども相手じゃ通用せず足手まといだろう!と小さな子が付いて回る。 それってこどもじゃなきゃダメ…?キュートでクレバーな不二子ちゃんならAIが相手でも…いいんじゃ…(最新作のテレビアニメ ルパン三世Part 5は人工知能について現代器具との対決があった。)

小池監督のⅢrdシリーズの時代背景が、ルパン一味の若かりしき頃なのがAIの敵案を排除させたのかもしれない。

こどもね、へーって冷めた気持ちが大きかった。血煙の〜の大人びた殺生の世界とはぐるりと世界が変わったのですから…おどろき。

不二子に母性はあるのか?も隠されたテーマだったらしい(製作陣トーク)だったのだけれど、どうなんだろう。峰不二子に声という命を吹き込んだ沢城みゆきさんは産休から復帰されてから録音されたのかしらん。不二子より声優に引っ張られるかも。なだめる時は母性感じた……

男性を引き立て、願いを叶える助力をしてあげる💋というイメージが不二子ちゃんにはあるのだけれど、これは私個人のものとしてあるのだ。男をいい気分にさせて、その報酬は頂きますよ。とするのが不二子だとするのなら今回は母性ではないと思う。私は浅はかな考えしかできないからね!!!

若い頃の設定だし、全ての女性に母性があると思ってもらっては困るよ。

 

 

毒物に不二子は詳しいって設定があって、それを用いた(製作陣トーク)って初めて知った設定で楽しかった。毒ね…

 

不二子ちゃんのこと大好きなんだけど、劇中に"強いて言うなら恋っていう毒かしらね(ニュアンスこんな感じ)"って敵を倒した後に言うんだけどなんだろ、解釈違いだった。そんなクサイ台詞言わないでくれー😭って気持ちになった。いや敵がどんな毒か気にしてたから教えてあげて親切ビューティーなのだけど‼︎‼︎ほかにもっとクレバーセクシーな言い方があったのでは‼︎

 

敵がわかりやすくパワー系なのでもなく、シリーズを踏襲した同じ競技にいるのか?が不明瞭だった。ガンマン対決とか、刀というか接近戦優位対決なのか、とかね…敵のセールスポイントが 呪いを使えるんですよ!木の実をたべると!って唐突なオカルトではない?毒素を操るのと、不気味なフォルムが受け入れられなかった。前回はむきむきのオッさんだったじゃん…不意に現れた海底人のような見た目は一体…   調教された獣と調教師。そして、調教師からの脱出と自我の芽生えとかね、わかるようでわからない…浅はかな大学生だから…

 

愛を全人類に🥰な女性でもないし、ふと思ったのは殺し屋に狙われて真っ向から戦う理由の薄さが気に入らないのかもしれない。

真剣勝負よりも、素早い逃走だとか代わりの強者を立てる方が彼女らしく私は思う。

 

前作の血煙の〜だと

恩義のある人の死ー仇討ち決意ーヤクザとの対立ー敵から"ルパンは標的だがお前違う笑"と言われてライバルとの差に火がつくー敵との敗北ー敗北からの飛躍ー対決ー勝利!

みたいな…義理堅い姿や熱心に修行に打ち込み勝利を手にする!ところまで描かれているのでそりゃたたかっちゃうよね!勝ってくれーと応援しちゃう。

 

今回の峰不二子の嘘 の最後にルパンと不二子ちゃんの会話で不二子の計画を道筋立てて話すところとなぜ戦うに至ったかがでてくるけれどそれは男性陣に任せてポーイじゃだめなの、か?

賞金をかけてルパンと次元は雇われていたようだけど妙にききわけがよすぎないか???

 

疑問しかない…これを解明するためにまた劇場へ足を運びヤバいぜ、不二子。と言い続けるしかないのかもしれない。

 

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