クレープ
バイトの休憩時間に、クレープを食べに行くことにした。カレーをたらふく食べた後に向かったので、あまり重くないものにしなくては食べきれないとは思いつつ、期間限定のなんだか盛り盛りな奴が食べたかった。
休憩時間にお出かけできる範囲の、テイクアウト商品はいくつかあって、それのどれか500円ちょいで奢る約束を果たすべくお出かけした。
GODIVAのドリンク、スタバ、マック、無印良品、タピオカ2店舗、31アイスクリーム、そしてクレープ。どれも美味しいし選択肢は無限に思えた。
クレープ!!!そういえば最近口にしてない。
クレープ!!!そういえば最後にいつ食べた?
クレープ屋の場所(実は2店舗選択肢はあった)の場所を把握していても食べるまでに至らない。わざわざ、タピ活🥺💕のように目的を持って向かうほどの地位は私の中にない。
それがまた食べたい気分にさせた。久しぶりに食べたい。
後輩くんは私の食べたいもので、と快諾してくれたので2人で買いに向かった。用事があって一緒に行けないガールの分もお土産に買った。
ふたりでほくほくクレープを持って休憩室に帰る道中、タピオカの行列の横を通った。
タピオカは並べどクレープは並ばずに手に入った。なにを根拠にタピオカを選択したの?思考の放棄ではないのか。なんとなくでキャッサバを摂取しているのではないのか!と思うくらい並んでた。彼らは風邪を引くのではないかと思えるほど寒かったし、そこは同情する。
「クレープもいいなー」
と聞こえた。我らがクレープの広告塔であることよ!と後輩くんとニコニコした。皆クレープの良さを思い出せば良い。トッピングの悩みが尽きないのも共に。
暖かい室内でゆっくりクレープを食べるのは有意義だった。スイーツは結局人生の意味。労働するから味わえる産物こそスイーツ。チョコと生クリームと苺は切り離せない関係なのだ。
クレープを誇らしげに手に持った写真をsnsに投稿した。
その次の日、クレープ食べたくなりましたーー!☺️と女の子2人も休憩時間に食べに行ってきていた。連勤の私と後輩くんはまさに広告塔であることに喜んだ。