花霞記

社会人の日記

おふろ

 

お風呂ってなんでこんなに入ることが億劫なんだろう。髪を乾かすことが面倒だという未来がチラつくからなのかもしれない。

 

今日はお風呂に入るのが楽しみだった。それは新しい入浴剤を買ったから。

"新生児も入れる入浴剤 弱酸性"と謳うミルキー系のお風呂精製剤は私をドキドキさせた。

嫌なことと億劫なことに挟まれて現実逃避ばかりが楽しい昨今に輝く文字、新生児。もはや新生児としてこの湯に浸かるぞと決意した。乾燥注意報がでる今夜はしっとり新生児気分になるのにうってつけだと思った。

 

赤ん坊っていい匂いがすると思う。優しい匂い。間違ってもマッチングアプリブイブイいわせてるメンズの匂いはしないし、大粒すぎる石のネックレスに薄紫カラーのレンズが入ってるおばさまの匂いもしない。これらとは真逆。

人間のもっている優しいそのものの匂い。善悪の知らない香り!!それが赤ん坊の匂いだとするなら、この入浴剤は再現率が高い。私はもはや存在が新生児ですよ。浴槽からでてしっとりした体にはボディミルクをさらに塗り付け、顔には保湿剤をつける徹底ぶり。ストレッチもした。髪を乾かすのもブラッシングを丁寧にしたし、これは気持ちのいい入浴だったことに違いはない。だれが否定できようか!誰も否定できない。