花霞記

社会人の日記

爪はこまめに切るべし

 

   普段はどんな本を読んだかなんて記憶しながら生活しているわけではない。けれどフと思い出すこともあって、そうゆう時なんだか楽しい。

 

   毎晩履く着圧ソックスに脚をとをしたら、なんだか爪が引っかかった。そういえば、朝のストッキングの時もそんなことがあった気がしたのを思い出す。思い返せば歩いている時もなんだか痛かった。導きだせるのはそう、爪が割れてる。寝る前だし面倒で爪を切らずに寝ようかと布団に脚を入れてみた。

 

 

   真夜中、大音量のベートーヴェンの運命で驚き身体を勢いよく起こすと、あしの爪がベットシーツにくるみ取られて剥がされる。ベットは血の海。『ステップ・ファザー・ステップ』(宮部みゆき著) だったような一節が思い出されて慌てて爪を切りに行った。

 

   小学生の頃から中学生位に宮部みゆきさんを読み漁ったのでした。よく見えないけれど。爪は伸びていただけのようだった。