花霞記

社会人の日記

世界の果て

 

   世界の果てってどんなところなのか。地球の人間が住むような土地だと幼い頃は思っていたけれど、土地という土地に人間はいて、ネットワークもあって見ることも赴くこともできてしまう。南極大陸も行こうと思えばきっと行けるのでしょう。

   その場所に立てないというと、宇宙か深海か。宇宙の太陽系の端も、結局太陽を基準として、隅っこなわけですし、宇宙の果てというのもどこなのか。基準は太陽か、海抜何メートル問題なのか。

 

    地平線の空と地面がくっつくところ。水平線のそれが世界の果てだと思っていたけど、そこは自分が移動すれば移動してしまう。虹のふもととか。自分の目で確かめられない場所が世界の果てなのかもしれない。

 

   自分で、自分の顔は見れない。この瞬間の真後ろは見えない。きっと身近な世界の果ては私の顔。そして背中。 そう思うと馬鹿らしくって満足。